BACKGROUND
他機関・他職種との情報連携にFAXが依然として多用されていました。当院ではおおよそ、月100回近いFAX対応と375枚の紙の廃棄が発生していました。
FAX操作による時間的ロス、紙廃棄に伴うコスト負担、個人情報を紙で扱うことによる管理リスクも考えられました。
EFFORTS
クラウド化の活用によりペーパーレス化やAIによる自動化、チャットの導入で業務の効率化だけでなく、連携強化の基盤構築も実現。
FAXおよび郵送のデジタル化システムを共同開発。
EFFECTS
仕分/ファイリングの手間
約35h/月削減
複合機へ/からの移動
約63h/月削減
転記の手間
約48h/月削減
スキャン/保存の手間
約32h/月削減
紙による情報共有の数
約780回/月削減
スキャン/保存の手間
約6,000枚/月削減
REVIEW
連携先に一度でもいいので、まず使ってみてほしいです!使ってその便利さを実感してほしいです。
お互い業務効率win-winなんです。チャット機能があるから情報の到達確認が簡単になり誤送信や送信不足の問題も解消されました。
FAXに課題を感じていませんでしたが実際に使ってみると、とても便利でFAXには戻れなくなりました。

FAX業務を電子化し、地域連携を迅速化するAIの導入に向けて試行検証を重ね、マニュアルを備し運用体制を構築しました。さらに地域連携のメンバーが200カ所以上の連携先へ足を運び情報共有やパートナーシップの案内を行い導入を力強く前進させました。
病院や開業医への訪問は楽しいです。現場の方と会えるし、AI導入に対する期待や不安をリアルに話しています。
導入前、地域連携内でマニュアルを用いた院内勉強会を行い、少しずつ理解が広がり、チーム全体でAIを使いこなす準備を整えました。smartFAXは操作もシンプルで「これ便利!」といった声が増えています。
県内のDX普及の為にも、今後は訪問だけでなく、さまざまな方法で情報発信を広げ、パートナーシップをさらに増やしていく予定です。訪問を通して連携先の強みを把握し、院内で共有しています。紹介等がスムーズになりますし、地域連携の質を高めていきたいです!
OUTLOOK
病院DXと地域連携を促進する。
病院における、FAXに代わるクラウド時代の新しいインフラ。
STORY
運用を進める中で、地域連携用のパンフレットが作成されました。
その流れから、医事課スタッフ発案のキャラクターも生まれました。
BACKGROUND
紹介状の郵送は、物価や人件費の上昇によるコスト増加、作業の煩雑さによる職員の業務負担、さらに受け取り側でのスキャンや保管といった事務作業の増加を招くなど、当院と連携先にとって大きな課題となっていました。
紹介状を患者に渡す運用では、訪問先で受診時に新規カルテ作成が必要となり、待ち時間が増加し、事務スタッフの効率も悪化していました。
EFFORTS
EFFECTS
郵送代がなくなることで
150円→120円/通
業務時間
30分/日(75%)削減
加算の算定
30点/通(300円分の利益)
REVIEW
紹介状クラウドでCDRを送れる未来に感激です。CDRの渡し忘れがある時に助かります。
「紙からデータに変換できる仕組みがすごく画期的で、本当に驚きました。自院でもぜひ導入を検討したいです!」(他院から見学に来られた方より)
市の医療連携を永井病院から新しいかたちに変えていきたいです。
患者さんのためにも、紹介の質を上げて専門外来の初診ももっと増やせればと思います!

「地域全体で患者さんが安心して暮らせる医療体制」を視野に、他職種が協力し合い、開業医との連携強化に取り組みました。紹介先医療機関や施設を拡大するとともに、メンバーが連携先のニーズを把握、模索しながら紹介数の共有などのコミュニケーションを工夫し、紹介業務はメドクラウドで効率化し、WEB予約を導入して患者紹介の窓口を整備しました。
OUTLOOK
病院DXと地域連携を促進する。
病院における紙ベースの紹介状に代わるクラウド時代のインフラ。
STORY
共同開発では活発な意見交換が行われ、FAXが電子化された画面を見た瞬間には、思わず「おおー!」と声が上がる場面もありました。
さらに、地域連携マスコットの誕生を知ったある医師の
「キャラって、2人セットの方がいいんじゃない?」
という一言をきっかけに、「津なっぴー」に彼女役の津ナガールが誕生しました。
BACKGROUND
レセプト作成での症状詳記は個人の文章力に依存しており、修正の属人化していました。。
看護サマリーの作成には時間がかかり、時間外勤務の原因や提出遅れ、作成率も低い状態でした。
また、ケアを優先することで記録作成が後回しとなり、文書作成業務に十分な作成時間を確保できていませんでした。
EFFORTS
EFFECTS
(導入病棟データに基づく)
従来
約37.4分/件 の作成時間を要していた
Mediraku AI導入
約13.6分/件 まで作成時間を短縮
時間削減率
63.8%削減
年間コスト削減率
40.9%削減
生産性
1.7倍
患者ケア時間 1人当たり
7.8分増加
看護師満足度
高
(時間単価3000円/時 導入病棟年間患者数982件の場合)
作成時間短縮
最大10分/件短縮
作成時間
2分/件
文字訂正率
80%
REVIEW
長期入院している患者さんでも、AIで作成されたレセ文章や看護サマリーは要点がコンパクトにまとまり読みやすくなっています。
AIに不慣れなスタッフからも好評を得ており徐々に活躍の輪が広がっています。
レセ文書の記入漏れや内容の訂正が減り医事課スタッフの作業がスムーズになっています!

職員向けの汎用生成AIを導入し、文書作成をサポートしています。導入時は業務負担軽減への期待と現場がAIを使いこなせるかという不安がありました。そこで、プロジェクトメンバーが他部門と協力し連携体制を整えながら普及活動を進め、職員がスムーズに活用できる体制を構築しました。
レセ作成のたびに医師からの意見を聴取し、プロンプトに反映する作業は本当に骨が折れました。でも、その積み重ねのおかげで、今ではレセ精度も上がり、医師の書類作成もかなりスムーズになっています!
大変な事はたくさんありました!特にAI活用を広げるのが一番大変でしたが、今ではサマリー作成が効率化し、患者ケアの時間が増えてとても嬉しいです。
システム面では患者情報など大事な情報が多いため、生成AIの導入にはとても高いハードルがありましたが、セキュアな仕組みのおかげで、安心して導入を進めることができました。これからはAIの力も借りて、効率化を一歩ずつ広げていきたいと思います!
OUTLOOK
AIリテラシーを均一化し全員が使いこなせる環境を目指す。
時間短縮から患者ケア向上への仕組み作り。
AIが現場に根づき、各部署が自立して運用。
STORY
担当スタッフは普段、何でも器用にこなすタイプですが、
今回ばかりは「プロンプトの入力はなかなか骨が折れる作業だった」と振り返っています。
※プロンプト:AIに対して与える指示・質問のことであり、このプロンプトを通じてAIは応答を生成します。
BACKGROUND
従来の紙での問診運用は慣習化しており、診療科や医師ごとにルールが異なるなど、非効率な点が多く見られました。紙問診は患者さんが来院してから記入する形式であったため、診察開始までに時間がかかることもありました。その結果、問診に時間がかかるほか、カルテ内容にばらつきが生じ、レセプト業務にも負担がかかっていました。
EFFORTS
EFFECTS
REVIEW
事前問診により受付時間の大幅削減がありました。もっともっと広めていきたいです。
患者サポートの充実に合わせて、AIの特性を理解し上手に使いこなしながら、みんなで工夫して効率化を目指していきたいです。
AI事前問診で痛みのスコアが事前に分かることで、診察時の痛み評価がスムーズになり、より適切な対応につなげられています。

現場との連携を重視し、運用プレ期間を活用して課題を事前に把握・共有。問題発生時には迅速に対応策を検討し、チームで意見を出し合いながら運用を改善・ブラッシュアップしました。医師からの全ての要望に応えられない中でも、AIの意図を理解してもらい、納得の上で活用してもらえる体制を整えました。
OUTLOOK
AI問診の運用ルールや機能の周知を徹底。
高齢者へのサポートも効率的に行える体制を整えることで、活用の定着と業務負担の軽減を目指す。
STORY
Webでのやり取りが中心だったため、直前のデモンストレーションが初対面。
画面越しではどこかAIのように感じていた担当者に実際に会えたことで、メンバーからは「本物だ!」「実在していたんだ」と、思わず笑いが起きました。
BACKGROUND
レセプト業務に関して、医師と医事課の業務負担が大きく、レセプト管理も部署ごとに分散していました。
そのため、業務効率化と全体最適化に加えて、レセプト返戻や査定対応の漏れを防ぐ仕組みづくりが必要になっていました。
EFFORTS
REVIEW
Rezeはまだ試行段階ですが、使いながら慣れていきます。症状詳記もメディラクでの経験を活かして作れるようになりました。
最初はAI導入に抵抗がありましたが、実際に使ってみると業務が効率化され、負担も減りました。今では手放せないツールです。
受付での運用も順調で、課題には随時アップデート対応できています。まだまだ改良や活用の余地があるので、今に満足せず改善を続けていきたいです。

当院では、企業との共同開発を通じてAIと現場の経験を組み合わせ、症状詳記作成やレセプト管理に活用しています。現場が課題感を捉えながら施工と改善を重ね、運用を安定させ業務効率化と負担軽減を実現。スタッフも積極的に使いこなし、さらに活用の幅を広げています。
OUTLOOK
AIと現場力を融合し、業務の精度と効率を高める。
BACKGROUND
職員・患者数の急増により、現場・バックオフィスの負担は限界に近づいていた。些細なことに対しても自分で調べる文化が現場にはなく、人事部門では少人数で多くの職員の労務管理や問い合わせ対応を行っていた。特にコロナ禍以降はリソース不足が顕著となり、業務効率化が経営上の最重要課題となっていた。
EFFORTS
EFFECTS
院内認知率
導入1年で87%
使いやすさ
75%が使いやすさを実感
離職率
2.7%改善
REVIEW
新人の「わからない」といった不安に寄り添うことで、学びやすい環境が整い、育成効率と心理的な負担軽減につながりました。
自分で調べて解決できるツールがあることで、自然と自分で調べる習慣が身につき、よく活用するようになりました。
意外とニーズが高かったのが“業務手順”と“感染症対策”でした。ガイドラインはあってもイレギュラーな場面が多くて現場は迷いがちでしたが、迷いやすいポイントを見える化したことで、誰でもすぐに“どう動けばいいか”判断できるようになりました。

「みんなの知恵と経験を集める宝箱ポケット永井病院」をテーマに、職員の声をアンケートで丁寧に拾い上げ、誰もが使いやすい仕組みをつくってきました。特に、スマホに不慣れな職員への配慮や、関心を集める工夫を取り入れることで、自然に浸透させることができました。こうした取り組みを通じて、新しく加わった職員もすぐに仕事のコツを学び、誰かに聞かなくても自分で解決できる、働きやすい環境づくりを実現しています。
OUTLOOK
情報拡充と検索性向上により、さらなる利便性の追求。
STORY
プロジェクトメンバーの間では、
「忘年会はどんな服装で行ったらいいの?」といった期間限定の記事があれば、きっとバズるはず、という声も上がっていました。
そうした職員のアイデアから生まれたのが、オリジナルキャラクター「ふぃーるごりら」です。
「あれ? プロジェクトリーダーに似ているような……?」という声もありつつ、ふぃーるごりらには“ファミリー”が存在し、一族そろってプロジェクトを盛り上げてくれました。
BACKGROUND
外来や検査の予約においては、電話でのやり取りにスタッフが多くの時間を費やしていました。アナログ的なやり方が根強く残る地域性に合わせた対応で運用を行っていました。
EFFORTS
EFFECTS
REVIEW
WEB予約により情報が正確に伝わるようになり、スムーズで安心できる予約対応が実現しました。
WEB予約のおかげで、業務中に手を止めて予約電話の対応をすることがなくなり、目の前の仕事に集中できるようになりました。
連携先の先生方がもっと活用しやすいように、予約表の見やすさもいろいろ工夫しています。

予約枠の管理では当初、一般診療枠内でのWEB予約運用に苦労していました。枠がすぐに埋まるため、テスト患者で調整するなどの工夫も行いましたが、運用負荷が高まる課題がありました。
そこで電子カルテ上にWEB予約専用枠を新設したところ、管理が格段にスムーズになり、業務効率も大幅に改善されました。さらにスタッフ同士が使用状況をこまめに共有し、より良い使い方を模索しながら運用の幅を広げてきています。
OUTLOOK
WEB予約専用枠の運用の定着
予約管理の効率化を継続
患者利便性の向上
STORY
ついにWeb予約がスタートし、
「これ、誰が管理するんだろう?」と一瞬ざわつく場面もあったそうです。
BACKGROUND
看護記録に時間がかかり、患者さんへの清潔ケアや十分な関わりが取れないことが課題でした。
医療改定もしくは診療報酬改定のたびに増える記録業務は、患者さんと向き合う時間を圧迫し、残業や記録の質のばらつきにつながっていました。
そのため、記録時間を短縮し、その時間を患者さんへのケアや対話に充てられる環境づくりが求められていました。
業務効率化にとどまらず、「人が人に寄り添う医療」を実現するための環境整備が必要とされていました。
EFFORTS
EFFECTS
REVIEW
慣れるまである程度の時間は必要ですが、今は少しずつ慣れてきて、記録時間が短くなってきた実感があります。
使いこなすほど自分が書きたい内容に近づいてきているので、清拭しながら記録できるのもすごく良いと思います。
AIを積極的に活用し、スタッフの業務負担を減らしながらケアの質向上につなげ、患者さんへの支援に活かしていきたいです。

限定病棟での試験導入からスタートし、システム室の手厚いサポートを受けながら段階的に運用を広げてきました。
活用に慣れたスタッフが他病棟を支援する体制を整えることで、現場の不安や負担を最小限にしつつスムーズな拡大を実現。
この“段階的導入 × 現場支援”の流れを確立できたことが、当院ならではの大きなPOINTです。
OUTLOOK
記録の質向上と時間短縮で、患者ケアに使える時間を増やす。
活用方法を工夫して、業務効率を高める。
STORY
ケアトモを使う中で、文字起こしや漢字変換の間違いに思わずクスッとする場面もあり、現場にちょっとした笑いを届けています。
BACKGROUND
PHSの生産終了を見据え、通信混雑による不通や代替手段の不足、通話以外の機能制限といった課題を解決する必要がありました。
EFFORTS
EFFECTS
REVIEW
写真や資料をすぐ送れるのは、思ってた以上に便利でした。
スマホ導入後は、他部署との連絡がスムーズになり、写真やメッセージを活用した情報共有が現場で当たり前になりました。
導入初期と比べて、現場の使いこなしレベルが上がっているのを感じます。

新たな通信・通話・コミュニケーション手段の導入には大きな期待があった一方で、課題解消の難しさが伴いました。
また、導入後も変化に伴う課題が常に発生し、解消できない事柄も存在しましたが、職員に対して地道に対面でコミュニケーションを重ねることで浸透を図り、導入後は通常運用に落ち着きました。また、システム室スタッフが各部門のiPadの活用状況と効果を把握し、課題に応じたアドバイスや新たな活用方法の提案を行いながら、院内全体で活用方法を模索し、活用の幅を広げています。
OUTLOOK
使いこなしやiPadとの使い分け、新たな活用方法の検討を通じて、業務効率化や情報共有の向上を目指す。
STORY
永井病院専用スマートフォン「ナガイーフォン」。
ネーミングやデザインにも、プロジェクトメンバーのこだわりが詰まっています。
まるで「永井病院スタッフのそばには、いつもナガイーフォン」というCMができそうな存在です。