永井病院のDX企画を知る

TOP

DX CONCEPT

現場の負担を削減し
より患者さんに寄り添う時間を増やすため
チームで挑む、挑戦と改革

未来を創る NAGAI100 プロジェクト

永井病院の改革と歩む
その多彩な挑戦のひとつがDX企画です。

NAGAI'S POINT

AI導入で見えた、
永井病院ならではの
未来を創る力

  • Team work チームで戦う
  • Open door 挑戦を受け入れる
  • Innovation 常識に捉われない

STRENGTH

課題に直面してもチームで前向きに挑み、やり切る力。
新たな挑戦を受け入れる姿勢。
それが、永井病院の強み。

「人に寄り添う医療」をめざして。
地域医療の中核を担う永井病院は、
現場×企業 が協力し、
現場を高解像度で捉え、
テクノロジーを活かしたAI導入をリード。
医療現場に革新をもたらします。

NEW INNOVATION

医療従事者が
患者さんに向き合う時間を確保することで
医療の質を高めるとともにチーム全体の
働き方改革にもつながっている

INTERVIEW

インタビュー

院長

DXを進めた背景を教えてください。

少子高齢化による働き手不足は、医療機関にとって避けられない課題です。人材の確保や育成、生産性の向上は、これからの経営における必須条件になっています。一方で、当院は高齢患者や救急患者が多く、業務量や認知的負荷が増え続けています。現場の負担軽減や効率化、省力化は待ったなしの状況でした。 こうした課題を解決するために、DXの導入は自然な流れだったと考えています。

医療現場ならではの難しさはありましたか。

医療は専門性が高く、人命を扱う緊張度の高い職場です。そのため、あらゆる場面で無意識のうちにハラスメントが生まれやすい環境でもあります。DXによって業務を少しでも省力化し汎用化する事でお互いに心の余裕が生まれ、少しでもストレスが解消できればという思いがありました。また、「確実性」「安全性」が最優先されるため、新しい取り組みに慎重になりがちです。 だからこそ、DXを単なる効率化ではなく、職員にとって明るい未来を描ける取り組みにすることを意識しました。

DX推進のキーワードは何でしたか。

属人化からの脱却、オープンマインド、イノベーション、そしてチームワーク。この4つを強く意識して進めました。

推進体制について教えてください。

トップダウンだけではなく、ボトムアップを非常に重視しました。DXチームが各部署に徹底的にヒアリングを行い、課題や無駄を洗い出し、取り組むべき項目を絞り込みました。このプロセスは、今振り返っても非常に重要だったと感じています。

DX推進メンバーはどのように選ばれたのですか。

若いデジタルネイティブ世代を中心に編成しました。若い世代ならではの視点や柔軟性を活かし、従来の枠にとらわれない改革を意識したためです。彼らの感覚は、現場に新しい風を吹き込む大きな力になりました。

実行段階で大切にしたことは何ですか。

まずは「やり切る」意識を徹底してもらいました。また、既存の運用にツールを当てはめるのではなく、ツールに合わせて新しい運用を再設計することを強調しました。これにより、単なるデジタル化ではなく、業務そのものの変革につながったと思います。

DX推進室長 / Albatrus CEO

病院や現場とのやり取りで、心がけていることはなんですか。

現場と開発の間をつなぐ「橋渡し役」を意識しています。 開発側は技術には精通していますが、医療現場の実情までは分からない部分があります。一方で、現場の方々からは「これもできるのでは」と要望が高くなることも多く、そこには技術的な制約への理解が十分でない場合もあります。 そのため、両者の考えや立場のギャップを丁寧に整理しながら、無理なく実現でき、かつ費用対効果が最も高くなる落としどころを探していくことを大切にしています。

多忙でDXに慣れていない現場のニーズと、技術側を繋ぐ中で、なにか苦労した点があればえて教えてください。

苦労した点として大きかったのは、「技術は最後に使うもの」だと考えていたことです。 NAGAI100でも、まずは現場の方々にしっかりお話を伺い、「どんな課題があるのか」「何に困っているのか」「どうしたいのか」を丁寧に聞くところから始めました。 その結果、すぐにデジタルを導入するのではなく、約半年間はあえてデジタルを使わず、できることから取り組んできました。その上で、「これはデジタルを使わなければ解決できない」「新しく仕組みをつくる必要がある」と判断した部分に、段階的に技術を取り入れていきました。振り返ると、技術は常に“最後の手段”だったと思います。 また、開発を進める中で、使い始めてからも「もっとこうした方がいい」「ここを改善したい」といった要望が次々と出てきた点も大変でした。細かな改善を積み重ねながら対応し続けることは、開発側として決して簡単ではありませんでしたが、その分、現場の方々に「本当に使いやすくなった」「とても便利になった」と感じていただける仕組みにつながったと感じています。

DX推進主任

現場でDXを広げる上で大切にしていることは何ですか?

DXを現場に広げる上で、何より大切にしているのは「まず使ってもらうこと」です。 実際に使ってもらわなければ、何が良くて、どこが使いにくいのかは分かりません。導入前の段階では、良い点も課題も正直なところ見えにくいと感じています。 そのため、まずはスタートしてもらい、実際に使う中で良い点・悪い点を洗い出し、課題は改善しながら、良い点は積極的に伝えていく、という進め方を大切にしてきました。 「どんどん使ってください」と現場に呼びかけながら、使いながら育てていく。 その姿勢こそが、DXを推進する上での大切なキーワードだと考えています。

今回のプロジェクトで職員の反応や変化をどう感じていますか?

プロジェクト当初は、これまで使っていなかったツールや、アナログからデジタルへの切り替えに対して、戸惑いや抵抗感を持つ職員も少なくありませんでした。使い始めの段階では、「使いにくい」「慣れない」といった声が出るのは自然なことだと感じています。 しかし、運用が進むにつれて徐々に現場に浸透し、ある時期を境に反応が大きく変わりました。 「なくてもいいのでは」と投げかけると、「いや、ないと困る」と返ってくるようになったのです。 この変化こそが、DXが現場に根づいたサインだと感じています。 最初の拒否感から、「業務に欠かせない存在」へと変わっていったことが、今回のプロジェクトで最も印象的な変化でした。

DX特設サイトを担当し、企画メンバーへのインタビューを行いました。

インタビュアー