医療法人 永井病院

看護部紹介サイト

永井病院を支える
専門的な資格をもった看護師たち

外科領域 特定行為看護師

麻酔領域 特定行為看護師

がん看護専門看護師

看護師特定行為研修

Key Nurse

永井病院看護部には、チーム内で専門性を
発揮する専門性追求型や
チーム全体を支える組織貢献型など
様々なスタッフが自分らしく働いています。

今回keyNsとして紹介されるナース達に
ピックアップされた感想や働きがい

今後の目標について聞いてみました。

資格取得がゴールではなく
実際の臨床で活かせることが大切。

特定行為看護師

なぜ特定看護師を目指そうと思ったのですか?
特定看護師を目指そうと思ったのはタイムリーに医療提供を行うことができると考えたためです。看護師になり経験を重ねながら民間の資格など取得してきましたが、実際の場面ではアセスメントにつなげることはできても手技を行うことはできず、医師へ依頼し対応を待つ場面が多くありました。そういった場面を打開できるようなものはないかなと探し始めたのがきっかけです。
特定看護師になり、仕事に変化はありましたか?
特定看護師としての役割も増えたことで部署だけでなく他部署での活動も増えたことにより他職種と協働する場面や他部署の看護師と協働する場面も増えたと感じています。また協働する場面が増えたことで他職種の考えなどもより共有することができたり、部署を越えての教育活動などを通して自身にとっても良い変化があったのではないかと感じています。また、特定看護師が在籍していることによってより良いチーム医療の提供ができればと感じています。
現在の目標を教えてください。
入院期間中に患者さんに最も長い期間関わることのできる看護師が看護の視点だけでなく治療の視点も取り入れ、両側面からアプローチすることでよりよい医療提供が可能になると感じています。特定看護師が在籍していることによって患者さんに対して安心・安全でタイムリーな医療提供ができることを目標としています。
今後、特定看護師を目指す人にメッセージをお願いします。
資格などは取得することがゴールではなく実際の臨床の中でどのように活用していくかが大切だと思います。特定看護師は未だ全国的にも数は少ないこともあり、修了後に実際に活用する際には自身で活用の方法を検討、調整していく必要があります。また、単衣に特定看護師といっても修了する区分によって専門性も様々です。どの区分もとても魅力的であり、活躍できる場面は病院に限らず様々です。看護師にも様々な選択肢が増えてきており、看護師の在り方や役割も拡大していると感じています。今後、介護や医療のニーズが高まる中で特定看護師は患者さんだけでなく、医療従事者側への大きなメリットにもなると考えています。当院では2023年度より看護師特定行為研修を開始しました。是非、特定看護師として一緒に働きましょう。

特定看護師の専門性を遺憾なく発揮し、
チームの起点となる存在を目指しています。

特定行為看護師

なぜ特定看護師を目指そうと思ったのですか?
手術室看護師としてこれまで14年間勤務を続けてきました。その業務にはとてもやりがいを感じ、今も充実した日々を過ごしています。私は30歳という年齢を機に、看護師としての将来を考えることが多くなりました。沢山の選択肢がある中で、これからも手術室看護師としてのキャリアを重ねていくことに迷いはありませんでしたが、具体的なキャリア開発のイメージがありませんでした。そんな時、先輩の勧めで特定行為研修制度を知り、特定行為による看護業務の拡大にとても魅力を感じました。その専門性を業務に活かすことで、自分にしかできない特別な役割を見つけることができると考え、特定看護師を目指すことを決めました。
特定看護師になり、仕事に変化はありましたか?
これまでの手術室看護師としてのキャリアに特定行為の専門性を加え、現在は手術中の麻酔維持管理業務に専念しています。今問題となっている手術患者の超高齢化、増加するハイリスク症例に対応するべく、麻酔担当医と協力しながら安全な麻酔維持管理を目指しています。永井病院で手術を受けてよかったと、安心していただける看護を心がけ努めていきたいです。
現在の目標を教えてください。
日々の手術を安全に遂行することが目標です。手術室はチーム医療が特に求められる現場です。スタッフ個々の能力だけでなく、チームとしての能力が成果に直結します。特定看護師の専門性を遺憾なく発揮し、チームの起点となる存在を目指しています。また、その専門性は臨床だけでなく、教育や指導にも活かし、チームの活性化に貢献していきます。
今後、特定看護師を目指す人にメッセージを。
2015年に開始した特定行為研修制度ですが、まだ歴史は浅く、現在の研修修了者数も国が目標とする人数には程遠い現状です。特定看護師の強みはアセスメント能力だと考えています。そして、特定行為研修で得た知識と技術を臨床で発揮できてこそ、特定看護師の存在意義があると言えます。つまり研修修了者は臨床において、自身の活用を考え続けなければいけません。看護師は一言で表せない程に幅広く、また奥深い仕事です。特定看護師はその中の一つであり、自分に合った役割を見つけるきっかけにしてもらいたいです。

一番大切なことは目の前の患者さんと家族、
スタッフへの深いコミットメントの継続。

がん看護専門看護師

なぜがん看護専門看護師を目指そうと思ったのですか?
「自分が進む道を発見」
実践経験を経る中で、さまざまな困難な状況を抱える肺がんや血液がん患者さんに出会いました。がん看護に関心を持ちながら、具体的にどのようにしたらよいのか、かかわりにおける悩みは多く、「より深くがん看護について学んで力をつけたい。もっとがん患者さんの力になりたい」という思いから大学院に進学しました。2006年にがん看護専門看護師(OCNS)の認定を受け、早くも15年以上が経過しました。急性期病院で20年以上の実践経験を持ち、OCNSの認定を受けてからの期間も同病院で過ごしてきました。当時、CNSの資格認定制度が発足したばかりで、病院では存在は知られておらす、活動は能力を活かせる場を模索していくことから始めました。試行錯誤の毎日でしたが、新たな活動の場を開拓する(新しいものをつくり上げる)楽しさも感じました。
がん看護専門看護師になり、仕事に変化はありましたか?
「期待されている役割を知り、実践で体現する」
私は所属していていた組織のなかで最初のOCNSです。当初は思うように役割開発ができず悶々とした時期を過ごしました。急性期病棟に所属し、看護スタッフとして「実践」をしながら、週1日を活動日の中で、他部署から緩和ケアについて「相談」を受けたり、勉強会や研究支援など「教育」を行ったりしました。その後、外来化学療法室の仕事が主となり、緩和ケアチームにも所属し、組織横断的に活動できるようになりました。活動の場を開拓していく、必要なリソースととらえてもらううえで、外来化学療法看護との出会いや緩和ケアに向き合ったことが欠かせないものとなりました。 CNSになって自分自身が変わったと思うのは「広い視点で自分や所属施設の看護について評価するようになったこと」です。CNSになってからは「所属施設の看護ケアの向上をはかるためには、自分はどのような役割が果たせるだろうか」と考えるようになりました。現病院では、組織横断的に活動し患者さんとかかわりながら、意思決定支援や多職種連携に力を入れています。
現在の目標を教えてください。
「患者から学ぶ姿勢を持ち続け、がん看護を追求」
スタッフと一緒にがん患者さんと家族と向き合い、地道に高度な看護実践を行っていく。いちばん大切にすべきことは目の前の患者さんと家族、スタッフへの深いコミットメントを継続することだと思います。生活者としての患者さんを支えるという視点で根を深く張っていきたいと思います。組織内の連携が、地域にもつながっていけるように役割発揮していくことが目標です。
今後、がん看護専門看護師を目指す人にメッセージを。
「自分でどう切り開いていけるかが大事」
これからOCNSを目指す場合、自分の置かれた状況を自分の力でどう切り開いていくかが、CNSとしての大事な要素のひとつであると思います。どんな場にいても、どんな役割や立場についても、地道にその場で実践と信頼を積み上げていくことから始まると思います。焦らず、くじけず、あきらめずに歩んでいくことができたらと思います。

超高齢化社会となり心不全パンデミックを見据えて、心不全患者さん、ご家族への個別性を持った心疾患指導を行っています。
退院後の症状悪化による再入院の予防やQOL(生活の質)の改善を多職種と連携して日々看護実践に取り組んでいます。
今回、心不全療養指導士を学び看護につなげている現状についてお聞きしました。

心不全療養指導士

心不全療養指導士を受験したきっかけを教えてください。
心不全が増悪し再入院される患者さんをたくさん看る中で、看護師としてもっと介入できるのではないかと考えるようになったと同時に、心不全について自分自身がよく理解し、患者さんに分かりやすく説明をすることができるようになりたい、そして患者さんが良い状態を維持しながら生活することができるようにサポートできたらと思い目指しました。
心不全療養指導士の役割とはどの様なものですか。
医師以外の医療専門職が、各々の専門職が持つ専門知識と技術を活用しながら、心不全患者に対して最適な療養指導を行うことにあります。日本循環器学会で、具体的な役割として5項目が挙げられています
日本循環器学会 心不全療養指導士 求められる役割 参照https://www.j-circ.or.jp/chfej/
心不全療養指導士のやりがいは
患者さんから「心不全について詳しく教えてもらえて良かった」という言葉をいただけたこと。自部署や他病棟のスタッフから心不全について勉強会をしてほしいと依頼をうけたことがやりがいにつながっています。
これから心不全療養指導士を目指す方へのメッセージをお願いします。
認定取得には症例提出や試験があります。日々の業務を行いながら取得を目指すのは大変ですが、心不全について学ぶこと、自身の知識を学びなおす機会等として挑戦することに意味があると思います。心不全看護の質を高められるように一緒に頑張ってくれたら嬉しいです。

がん質高看護師として家庭と仕事、
どちらも選ぶ働き方

三重県がん看護専門看護師

育短主任の働き方について教えてください。
私が所属する外科病棟では、ペアナースと共に検温を実施したり、フリー業務といって患者さんへの清潔ケアや検査・手術の送り迎えなどの役割を担当する日もあります。
時短主任は平日ほぼ日勤常に出勤しており、病棟全体の把握が可能なため、リーダー業務を任せて頂くことも多いです。
勤務開始時間が9時以降であり、朝礼の参加ができないため師長はじめ夜勤リーダーのスタッフより夜勤帯での変化などを教えて下さり助かっています。
勤務時間内においてスタッフからの相談に応えたり、他部署と連携を取るなど役割を認識しできる限り実行しています。
がん質看護師に参加しようと思ったきっかけなんですか。
看護師として、また消化器外科病棟所属として経験年数は重ねてきましたが、がんに罹患された患者さんの苦痛に対するケアや関わりについて、思い悩んだり、自分の無力さを感じる場面がありました。
以前より勉強し、患者さんへのケアにつなげたいと思っていた際に研修のお話を頂き、是非参加させて頂けたらと志願しました。
子育てをしながらキャリア構築されていますが、現場で働くやりがいについて教えてください。
子どもを出産し、産休・育休を終え時短看護師として復帰しましたが、やはり両立は大変なことも多く、子どもが小さいうちは手がかかるし、3歳になったらパート勤務を選択するだろうと考えていました。
そんな中、ママナースもやりがいのある、働きやすい職場と、子どもが7歳になるまで時短勤務を取得できるようになり、さらに時短という短時間勤務においても主任という役割を任せてもらい、第一線で師長や主任、スタッフの皆と話し合いながら患者さんへケアを提供できること、患者さんやスタッフに対し、微力でも自分が他者の分になれることが自身のやりがいに繋がっていると感じます。
こういう働き方が実現できているのは、制度を作って下さった病院をはじめ、病棟スタッフの皆様、家族など周りの方々の支えがあってこそだと日々感じています。
育短主任・がん質高看護師として活躍されていますが、家庭と仕事の両立について、工夫していることはありますか。
仕事から帰宅後、ご飯に家事に子どもの寝かしつけまで、目まぐるしい毎日ですが体調が優れない時以外は、子どもが寝る前に絵本の読み聞かせや、カードゲームなど、楽しい時間を5分でも共有できるように心がけています。
出勤前にご飯を作ったり、できるときに作り置きをし、仕事帰宅後も余力が残せるようにしています。
また、隙間時間に一人のほっとできる時間を作るように心がけています。
今後の目標やチャレンジしていきたいことはありますか?
主任としてはまだ力不足であり、指導・育成についても勉強していきたいです。
怠慢にならないように自信のスキルアップになる研修にも参加したいとおもいます。
ママNURUSEとして、これからもより働きやすい職場となるよう意見を聴取しながら業務改善に取り組んでいけたらと思っています。

“患者さんの反応・行動に変化があったときは、看護の振り返りが必要”と信念を持ち、尊厳や倫理観を大切に考えている。
患者さんに親しまれ、回復期リハビリ病棟でいきいき働いている回復期リハビリ認定看護師の看護観について聞いてみました。

回復期リハビリ認定看護師

看護師になったきっかけ、回復期リハビリ認定看護師を志願した理由を教えてください
看護師を目指すきっかけは、中学の時の介護体験、親の友人に看護師の方がいた事が大きな理由になります。 私は昔から同年代の人と過ごすよりも祖父母や近所の年配の方とすごく過ごすことがとても多く、皆とても優しい人たちでした。 そして中学の時に何気なく経験した介護体験で、様々な立場にある高齢の方と触れ合う機会がありました。 その経験をした事で今まで大切にしてきてくれた人たちの手助けができる仕事にいつか就きたいと考えるようになりました。 回復期リハビリ認定看護師については、上司から認定制度について紹介を受けたのがきっかけでした。 最初は自分で大丈夫なのかという不安や、長期間職場スタッフに勤務負担をかけることもあり、研修に参加するかどうか悩んでいましたが、色々調べていくうちに自分が行いたい看護に近い分野であったことや、上司の期待に少しでも応えられたらという気持ちで認定看護師資格の取得に志願させていただきました。
回復期リハビリ認定看護師の役割・やりがいとはどの様なことがありますか。
認定看護師を取得した意味は、その知識の共有やサポートを職場内で普及させていくことや、より業務に取り組みやすい環境の調整を行っていく部分にあるのではないかと思います。 当然、学術的な面での取り組みも必要となりますが、それも含め自分が取り組んでいて楽しいと思えることや魅力を周囲に伝えていくことも、認定看護師の大切な役割なのかと思っています。 まだまだ周りのスタッフに助けられることが多い状況ではありますが、その中でも研修を通して得た知識や回復期リハビリナースとしての経験を少しでも周囲に伝えることができればいいなと思い、日々業務に取り組んでいます。
リハビリ看護をやっていて嬉しかったことはありますか。
数年前の出来事ですが、偶然にも私が担当したA患者さんのケアマネージャーが、別のB患者さんの担当していたことがあり話す機会がありました。 そのB患者さんは自宅退院する予定で、退院後、入院前からの自身の楽しみや生活や習慣がどうなるのか、不安を感じていました。 私は患者さんの不安に寄り添い様々な介入を行った事を覚えています。 ケアマネージャーから、そのB患者さんの退院後の状況について聞いたとき、希望通りの生活や習慣を楽しんでおり、笑顔で過ごしていることを知り、とても嬉しかったことを今でも鮮明に覚えています。
超高齢化時代において、リハビリ期看護の難しさ等があれば教えてください。
現在、高齢者が急増しており、人口の約3人に1人が65歳以上と言われています。 回復期リハビリ病棟に入院する多くの患者さんは高齢者で、既往疾患や基礎疾患を抱えています。 高齢者の入院患者さんは身体の回復がゆっくりで、また認知力低下によりリハビリが進まないこともあります。 回復期リハビリ病棟の目標は、患者さんが元の生活に戻り社会に復帰することですが、入院前は自立していた方でも元の生活に戻れなくなる方もみえます。 一部の患者さんは介護指導が必要な事や、身寄りのない方や経済的に困難な状況にある方がいます。 認知機能低下や高次脳機能障害のある患者さんは、自身の状態を適切に表現できないこともあります。 患者さんは入院の原因以外にも様々な問題を抱えており、疾患に対するリハビリだけでは不十分だと思います。 時には相手の発している言葉だけでなく、発することができない声や微細な変化に注意し、その背景にある問題を理解し、適切に対応する必要があります。 患者さんだけでなく、家族へのサポートも看護の役割です。これら多様な要因を考慮し、退院に向けて対応することは困難な挑戦です。
リハビリ看護に興味のある方へのメッセージ
リハビリ病棟では、急性期病棟と比較して入院期間が長いことが一般的です。これにより、基礎疾患のコントロール不良や二次合併症の問題が発生することがあります。 また、認知力の低下などにより、リハビリの継続が難しくなることもあります。 さらに、退院先の調整や経済的な側面を考慮する必要も出てきます。しかし、長期の入院期間には急性期病棟に比べて、患者さんと深くかかわり、今後の生活に向けてじっくりサポートできる利点があります。 リハビリは、歩行訓練だけでなく、脳卒中患者などの場合、麻痺による機能障害や高次脳機能障害に起因する社会性の喪失、身体イメージの変化、以前にできていたことができなくなることなど、精神的な影響も考慮する必要があります。 リハビリ看護は、身体的な回復だけでなく、社会性や精神的な回復・再構築も含む総合的なアプローチを行います。看護の魅力は多岐にわたりますが、患者さんが目標とする生活への支援ができることは、回復期病棟での看護の大きな魅力の一つです。 この経験を通じて、リハビリ看護に興味を持っていただけることを願っており、将来的には一緒に働き、共に課題に取り組むことができれば嬉しいです。

入職から2年間のローテーション配置で、3病棟(内科、外科、整形外科)で看護を学び、
3年目から整形外科病棟配属となり看護師経験8年目となる今、keyナースとなるまでの道のりとは。

整形外科病棟中堅看護師

看護師になったきっかけを教えて下さい。
看護師として働く母がきっかけです。 子供の頃から看護師の存在は身近にあり、人の命に関わる大変な仕事だと思っていました。 ですが、大変なこと以上にやりがいを感じられ、誇りをもてる仕事だと母から話を聴き、同じ道に進もうと思いました。
整形外科病棟での看護のやりがいはどの様なものがありますか。
骨折疾患の病態や看護だけではなく、急性期病棟のため、多くの手術侵襲や周術期看護について学ぶことができます。 骨折により自分で動くことができない患者さんが、手術やリハビリを通し徐々に回復していく過程に関わることができ、元気に歩いて退院する患者さんの姿をみたときにやりがいを感じました。
現在看護師経験8年目となりチームリーダーとして中心的な存在ですが、今後の目標やチャレンジしたいことがあれば教えて下さい。
現在、病棟教育や臨床実習指導者として、人材育成や指導に携わらせてもらっています。 まだまだ自身の指導に悩む場面があるので、知識・経験をさらに深め、指導者としてスキルアップをしていき学生や後輩のモデルナースとなるのが今後の目標です。

永井病院初の新卒でOPE室へ配属となった2人。
新卒から4年が経った今、keyNsとなるまでの道のりとは

手術室4年目スタッフ

新卒でOPE室へ配属、OPE室としても新卒教育は初めて。
辛い事や嬉しかった事などたくさんあったと思いますが、この4年間どうでしたか?

初めは何もわからないところからのスタートでした。 近い世代の先輩はおらず、自分の進んでいく道のりが見えないことは不安に感じていました。 しかし、「何でも聞いてね」と声をかけてくださる周りの先輩や、1日1つは技術・知識を獲得したいという自分の強い意志が日々の成長へ繋がったと感じています。 今は新しいスタッフも加わり切礎琢磨できている日常に嬉しく思います。


入職当時は手術についての知識・技術だけでなく、基本的な看護技術も同時に習得していかなければならない点が大変でした。 先輩方にサポートしていただきながら、少しずつ任せていただける業務が増え、現在は責任感と自信を持って行動できるようになったと思います。 器械出し・外回り看護だけでなく、新人教育やリーダー業務など、手術室看護師として多くの経験をさせていただき、充実した4年間を過ごすことができました。
今ではリーダー業務やアンギオ室での兼任など、活躍の場が広がっています。
永井病院、手術室での働きがいとは?

一人ひとりの専門的レベルが高い場で共に学び、成長できていると感じられることです。 活動の場が広がるなかで、分野ごとに極めている方を知るきっかけとなりました。それぞれの場で学んだことは、看護師としてどんな場所においても役に立ちます。毎日レベルアップできていると実感でき、やりがいを感じます。


手術室やアンギオ室での看護は専門性が高いものが多く、日々新しい技術や器械が導入されるため学び続ける必要があります。 常に学び、成長できる環境にあり、様々な経験ができることは、大変な面もありますが、楽しさややりがいにも繋がっていると感じています。
今回、次世代の模範となり牽引していくスタッフとしてkeyNsに選出された感想は。

keynursに選ばれ、改めて次世代の模範であることを実感しました。 また、ここまで歩んでこれたのは自分を指導して育ててくださった先輩や、自分を支えてくれた同期や後輩のお陰だなと思っています。


これまでの努力を認めていただけたように感じ、素直に嬉しかったです。 手術室看護師としてさらにスキルアップしていけるよう、今後も努力し続けたいと思います。
色々なスタッフが働く手術室。後輩、先輩どんな人がいますか。

感謝の気持ちをもって仲間と関わる人が多い印象です。 手術室は、一人ひとりがプロである自覚を持ち、チームとなって1つ1つの手術を安全かつ迅速に対応します。 こういった、特殊な環境における何気ない仕草や熊度でスタッフ間は思いやりを持ち行動しています。 そのため、現場においてお互いの良さを活かし合い、尊重することができていると思います。


手術室では様々な職種のスタッフが連携し手術を行います。 それぞれ専門分野や得意な分野に違いがあり、個性豊かなスタッフが集まっていますが、そのおかげで足りない部分を補い合いながらスムーズに業務ができていると思います。
来年からは中堅ナースとなります。今後の目標やチャレンジしたい事は。

現在、多くのことを経験している途中で、さらに深掘りして学んでいきたいと考えています。 具体的な目標をみつける為には色んなことに挑戦していきたいです。


現時点ではまだ進みたい専門分野をひとつに絞ることができていないので、今後は院内外の研修や学会に積極的に参加し、自分の興味がある分野を見つけていきたいと思っています。 また、研修や学会に参加し、そこで得た学びを実践に活かしていくことで、より高度で安全安楽な看護を提供できるよう知識を深めていきたいです。

外来看護師として、患者さんに寄り添った丁寧な看護を実践。
2022年に「三重県がんにおける質の高い看護師育成研修」に参加されました。
研修に参加された志望動機と、学ばれたことをどの様に看護実践に活かしているのかを聞いてみました。

三重県がん看護専門看護師

三重県がんにおける質の高い看護師育成研修への志望動機は?
外科病棟で勤務していた時に、がん看護に携わることがありました。 その後、外来異動となり外来化学療法室で、がん患者さんや家族と関わる機会が増えました。 年々がん患者さんが増加していることを目の当たりにし、自分ががん患者さんや家族の思い、希望に寄り添えているのかと疑問を抱くようになりました。 自分自身の知識や技術不足により、患者さんや家族に不安を与えていないかと考えるようになりました。 そんな時、師長から『三重県がんにおける質の高い看護師育成研修』が開催されると聞き、専門的な知識を習得し、その学びを現場で生かすことができればと参加を決めました。
研修を終えて何か変化はありましたか?
コロナ過での研修受講でしたので研修期間が短縮しましたが、知識技術を学ぶカリキュラムは内容が充実しており、たくさんの学びがありました。 患者さんを全人的な視点で捉えることの大切さ、コミュニケーションスキルについて、傾聴のポイントについてなど学びました。研修終了後、外来スタッフに向けて伝達講習として勉強会を開催し学びを共有しました。さらに既存のパンフレットについて患者アンケートを実施し、より患者さんに寄り添った内容でパンフレットを改定することができました。 また日々の患者さんとの関わりの中では、研修で学んだことを生かし、患者さんのこれまでの背景を理解し、ありのままを受け止め、寄り添い、安心して自分の思いを表出してもらえるように心掛けています。
これからの人たちへのアドバイスは?
子育てのため3年程現場を離れ、パートで復帰した時はブランクを感じ、子育てと仕事との両立に不安しかありませんでしたが、自分のワークライフバランスを理解してもらいながら仕事を続けることができました。 また研修にも快く参加させていただき学びの場を与えていただきました。子育てをしながらでも学ぶチャンスがあります。一緒に頑張りましょう!

新卒で入社し、さまざまな病棟を経験後、現在は集中治療室で勤務。
輝きながら頑張れる秘訣はどこにあるのか。
お話を聞いてみました。

東海ストーマリハビリテーション受講看護師

所属部署の雰囲気や働きやすさはどうですか?
私が所属している集中治療室は、看護職やそれ以外の医療従事者がフレンドリーで、温かい場所だと感じています。 様々な看護感や経験の違うスタッフが集まっていますが、チームとして協働する中で、コミュニケーションを大切に、よりよい看護を目指せるチームだと思います。
子育てしながら働くのは大変だと思います。ご自身が感じられている事があれば教えてください。
結婚・出産・育児などでキャリアが一時中断されても、戻りやすい雰囲気や環境を作ってくれるスタッフの皆さんにはとても感謝しています。 子育てをしながら働くことができています。
ストーマ関連研修を受講されていますが、一番大切にしていることはなんですか?
集中治療室で勤務する中で、緊急の場合や予定されたストーマ手術後の患者さんが、ストーマを安心して受け入れるサポートを提供したいという思いから、ストーマケアに関する講習会を受講しました。 現在は、院内研修の開催や、ストーマ保有患者さんへの持続的な支援体制の構築に取り組んでいます。 「患者さんそれぞれのその人らしい生活ができる」ストーマケアを目指して、身体的、心理的なサポートを提供していきたいと思っています。
今後の目標やチャレンジしたいことなど、目指している看護師像について教えてください。
当院の育短制度は充実しており子育てや家族、家庭に留まることなく、子育てをしながら自分自身の目標とする看護や、なりたい看護師像について自分自身と向き合い、考える事ができました。その中で、確かなスキルを身につけて誇りを持てるような看護を提供していきたいと考えています。 また、私自身がそうであったように、結婚や出産を機に働き方について悩む看護師は多くいると思います。 今後、様々な人生のライフステージを迎えていく看護スタッフへ結婚しても子供ができても仕事を続ける事ができて、こういう働き方もできるんだ!と思ってもらえるような一つのモデルケースになればと思っています。